世界遺産の山を歩く 山楽部

2013/06/19

標高3590mへの誕生日プレゼント (2012/8/9~8/10)

今回は8/9~8/10にかけてのツアーガイド。
富士山へ誕生日プレゼントを届けるなんて、そう滅多にありません。
そう、この日はいつもお世話になっている九合五勺・胸突山荘の小屋長の誕生日でした。

ジャンクフード好M君の好物を河口湖のドン・キホーテで物色。
2ヶ月間山の上に居ると、ジャンクフード食べたくなる気持ちよーくわかる(笑)
そんなわけで、ピザポテトとピザポテト味焼きそばに、ジャンクの王様コカ・コーラ。
ビックリマンは山小屋メンバーへの差し入れです。

五合目のレストハウスにて、周囲の好奇の目を背中でビシビシ感じながら、せっせとお菓子を詰め込みバースデイ使用のパッキング。

五合目を出発した時点では、山頂は見えず。
雲の中からスタートしましたが、八合目の下辺りから若干雲が薄くなりはじめ…

八合目でついに雲の上に出ました。
プレゼントをたっぷり背負っているのもあって、雨には降られたくなかったー。

八合目から上は快晴。
下界の天気はくもりですが、3200mから上は青空です。

背中のビックリマンチョコが溶け始めそうなくらいの陽射し。
一日中真っ白な富士山を登ってもらうより、こんな景色を見ながら登ってもらいたいのが本心。
なので、雲の上に出れて本当に良かった~!と振り返りながら思う瞬間の図です。

毎日毎日綺麗な夕焼けを見れる幸せ。
晴れてりゃ当たり前になりそうなんだけど、やっぱり富士山から見るのは特別。

晴れていれば高確率で見れる影富士も、毎回映し出されるスクリーンが違うから飽きない。

夕焼けの色も毎日毎回別の色、焼ける雲も毎回違うし、これまた飽きることがない。



そして20時過ぎ、営業終了してからお誕生日会開始。
ジャンクフード界のトップランカー、ケンタッキーフライドチキンもスタンバイOK。
富士山の上で誕生日会できるって非日常の中の日常でイイね。

そして、僕が九合五勺限定で販売させてもらっているポストカードも数枚が売り切れ状態。
新しいの発注しようと思っても、下にいないし、届いても上にいるからすぐに補充できません(笑)
いや、本当にありがたい悩みでした。

お腹いっぱいになったところで、外に出ると、目の前は天の川。
寒気が入っているのか寒い夜でしたが、その分星は綺麗に見えます。

でも下界の天気はくもり。
五合目より上に来ないと見れない星空です。

またまた風が寒いので、風よけエリアの九合五勺スタジオへ。

これまたレア度の高い、月光の影富士。
飛び乗れそうな雲海に凛々しく影が伸びてました。

あまり長時間外にいると足先が冷えてしまって、寝付きが悪くなるので
ほどほどの時間で片付けて就寝。

この日も午前2時半起床の午前3時出発。
オンタイムで山頂剣ヶ峰に着くと、東の地平線がすごいことに。
漏れだした光が燃えてます。

人智を超えたスケールです。
決して写真では伝えられない力を感じる時間。

正真正銘、日本の一番高い地点からの御来光。
プレミアムでスペシャルで付加価値つけ放題の瞬間です。

そして、この日も相変わらずの寒さ。
鮗池(このしろいけ)もスケートリンクになっています。

吉田口の下山道に入った瞬間に、富士山にもアクセサリーがついていました。
富士山は女の神様なので、ちょいと寒さでおめかし。

立派な氷柱ですよ。
その下に火山弾ある光景も違和感アリアリで面白い。

山頂は湿度30%以下と乾燥しているので、風が強い日には氷柱ができることがあります。
でもお盆前にこんな氷柱と氷張るのって珍しい。
この日の朝の気温は3℃台でしたが、条件が整えば氷柱ができあがります。

じっとしているだけで寒いですが、陽が昇るとぐんぐん気温が上がります。
下山道に入って10分ほど下るだけで、防寒で着込んだ服の下から汗が噴き出てきます。
極端なくらいの温度変化があるので、疎ましく思わずに楽しめる余裕があればいいですね。

僕は本八合でだいたい暑さの限界を迎えて余裕がなくなるので、脱ぎまくります(笑)
富士山では気温の振り幅が大きいので、服装のレイヤリングが重要になります。
登る日に汗だくになった半袖を下山で着ないでいいように、下山用の半袖も用意しておくと快適に下山できるかもしれませんね。

ノ、ノウハウ口調(笑)


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