世界遺産の山を歩く 山楽部

2010/09/02

★関西の秘境★弥山-双門ルート【その4】

(;´∀`)・・・危うく忘れるところでした、弥山-双門ルート【その4】。
約一ヶ月ぶりの本格的な更新お待たせ致しました。




【その4】の写真整理もままならぬタイミングでガイド生活へ突入してしまったので、
今更な感は多少漂っていますが、しかと完結編を綴ってから8月のまとめへ。
曖昧な記憶を穿り返すので若干端折りますがお許し下さい(笑)


前回の【その3】はスープカレーラーメンを食べた辺りで終わってしまったので、続きの下山編。
弥山頂上から狼平へ戻り、頂仙岳を巻きながらカナビキ谷へ下りるルート。


前日息も絶え絶えで登り切ったルートも朝の陽射しを浴びて新緑の回廊。
こういうルート大好きです。




弥山小屋から下ること20分少々、大黒岩を横切る。
『This place is DAIKOKU-IWA』的な表示板。


狼平へ下る階段。
本当に雰囲気が良いので息を思いっきり吸って吐いて、カラダの中身を入れ替える。


そして狼平の避難小屋を横目に頂仙岳へ向かう。
次回は秋にでも小屋泊で戻ってこよう。


吊橋を渡り少し登ると高崎横手へ出る。
この三叉路から左へ登ると八経ヶ岳・明星ヶ岳へ向かうこともできる。
少し開けたところから東側には、今下ってきた弥山方面の展望。
この下は前日に遡行した弥山川の双門ルートがある。


頂仙岳を巻きながら鞍部を2つ3つ跨ぎ栃尾辻へ向けて下る。
右手には大日岳と稲村ヶ岳が眼前に。
その向こうには山上ヶ岳。


ここから40分程下るとはっきりとした広葉樹林の森になる。
ブナ・ヒメシャラ・オオイタヤメイゲツの新緑にノックアウト。
カナビキ谷へ下る分岐で一時間近く休憩してしまった。




そして、この景色がカナビキ谷へ下る分岐点になります。
赤テープで右側の林道へ誘導してくれてるのでわかり易いですが、念の為に覚えておくといいかも・・・。


分岐から急斜を一時間激下ります。
段々植林帯へ入っていくとうっすらとした杉林へ。


ここで、心臓が止まりそうになる事件が発生。
(;´∀`)・・・この谷には熊が出るらしいのです。
地名も『熊渡』。
熊鈴をポールに装着してこれでもかってなくらいに金属音を撒き散らしてますが、やはり怖い。
そして、うっそうとした杉林の中を歩いていると左前5メートル地点で


『ガサガサッ!』
確実に自分より大きな生物が動いた!


『Σ(´(・)`;) く、く、熊キターーー!!
と、コンマ数秒で頭の中は阿鼻叫喚!


そいつはガサガサと飛び上がり斜面を駆け上がる。
10M程駆け上がったのはなんと鹿!


『ア、アホー!ボケ!チンドン!マヌケ!』
思いついたままに罵声を浴びせ、果てはエマージェンシーコールを目一杯吹いてやった。
何度も何度も・・・。
ってなくらいに肝が冷えたわけで(笑)


それからは無意識に足取りは速くなり駆けるようにして谷を下りきったのであります。
誰とも擦れ違うことなく熊渡りへ。



登山届のBOXへ戻り、改めてこの看板の95%を踏破できたことを実感。


まさに【関西の秘境】
なんだかんだ言ってまた秋に登りそうな気がする。
トレッキングの枠からははみ出してしまうが、リスクが高い分生きてる自分と向き合って登ることができる。誰か連れて行って何か起こると責任とりたくないので一人で登るよ(笑)


完結編まで何日掛かったかわからんが一応弥山-双門ルートはめでたく完結!


次回からは富士山ガイド編やら熊野の花火やら洞川温泉旅日記など更新盛りだくさん残ってます。


(;´∀`)・・・生きてる間に、で、できるかな。


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